2008年全日本吹奏楽コンクール全国大会で7回目の金賞を受賞、2009年には北陸演奏旅行等を行い、活発な活動を続けている龍谷大学。昨年好評を博したびわ湖ホールでの定期演奏会を収録した初のライブアルバムです。 36回を迎える演奏会は、大津シンフォニックバンドを交えての華やかな「祝典序曲」からの幕開けです。「イギリス民謡組曲」や「アルメニアンダンス」等民族色豊かなプログラム。それぞれの楽曲の持ち味を生かした演奏は聴き応え充分です。ショスタコーヴィチの交響曲の中で最も知られている「革命」は、エネルギッシュで豪壮な響き、洗練された情感を見事に表した快演です。ゲストは東京フィルハーモニー交響楽団に30年在籍し、首席も勤めたトランペット奏者・飯塚一郎。力強さと伸びやかな音色を兼ね備え、名曲として名高いアルチュニアンの協奏曲を華やかに歌い上げます。時折弦楽器のような音色にハッとさせられる美しく瑞々しい龍谷サウンドで、激しく心を揺さぶられる熱気に溢れたライブがCDで蘇りました。